アメリカ音楽療法学会学術大会2014リポート1

小沼愛子

 

皆様こんにちは。本日、アメリカは感謝際(Thanksgiving Day)で全国的に祝日です。私も仕事が休みとなり、久しぶりにブログをアップできるチャンス!と朝からコンピュータに向かっております。

 

今回は、11月6日〜11月9日に開催された、アメリカ音楽療法学会(American Music Therapy Association = AMTA)の全国学術大会のリポートをお届けします。

 

今回の大会テーマは、「Pursue Your Passion for Music Therapy」。

 

少し驚いたのは、7年前、2007年にこの学術大会の会場だったのと全く同じホテルで再開催されたことでした。

 

右の写真のブリッジ部分を通して、大通りの両脇にそびえ立つ巨大ホテルGalt House

 

ルイビル空港からシャトルバスで15分の近距離、客室1200以上の大収容量、各セッション会場も比較的広く、公共スペースもたっぷりのこの会場は、もしかしたら前回の開催時に評価が高かったのかな、と考えました。(過去の学術大会では、会場の利便性について不満の声が上がった開催場所がいくつかありました・・・ やはり会場の質は大会成功に向けての重要事項なのだろう、と思います。)

 

私がこのGalt House に到着したのは116日、木曜日の夕方でした。学術大会開催式は同日午後7時から。早速現地で落ち合った友人と共に参加しました。

 

参加者数は1500人以上、とアナウンスがありました

 

AMTAの学会においては特に新しいことではありませんが、学生参加者の割合が高く、「学生は手を上げて下さい」と開会式で呼びかけがあると、会場にいた人達の半分かそれ以上が挙手したように見えました。

 

海外から参加している人達も結構いるようで、次々に国名が呼び上げられました。もちろん日本は毎年その中に含まれています!

 

例年と同じく、AMTA会長の挨拶、スポンサーの紹介、そして特別功労賞の受賞者の発表と表彰などが段取りよく進んで行きます。

 

この開会式では、音楽療法に関する映画が複数紹介されました。日本で話題の「パーソナル・ソング」については、AMTAは「音楽療法ではない」という姿勢を崩していませんが、その他に「音楽療法を描いた映画」が2つ、アメリカとカナダで準備中だということを取り上げていました。

 

カナダの映画は、「音楽療法がどんなものであるか、世の中の人に知ってもらう事」を作成ゴールの一つとして掲げているとのこと。 どんな映画が観られるのか今から楽しみです。会場の人達の反応も上々でした。

 

AMTAの学術大会では、初日(いつも木曜日)は開会式のみで、発表などは翌日の朝から始まるのが通例です。

 

AMTAの全国大会のスタイルは、

 

第1日(木曜日):夜に開会式(日中はPre-conferenceとして講習会が複数開催されます)

2日(金曜日):終日発表、ミーティング、イベントなど

3日(土曜日):終日発表、ミーティング、イベントなど

4日(日曜日):午前中発表、ミーディングなど、お昼頃に閉会式

 

というのが定番で、今年も同じ形でした。

 

毎年、朝早くから夜遅くまで、発表、イベント、ミーティングが目白押しで、4日間は慌ただしく過ぎ去ります。

 

 

次回ブログでは、今年の大会の傾向など、大会についてもう少し詳しく書かせていただきます。

 

 

 

 

  ↓ ★クリックお願いします !

ブログ村「音楽療法」のページ

 

人気ブログランキング「音楽療法」のページ

 

 

 

前号記事を読む<<<   >>>次号記事を読む