日本音楽療法学会 認定音楽療法士の試験を終えてvol.2

細江弥生

 

前回(ブログ「日本音楽療法学会認定音楽療法士の面接試験を終えて」)は面接試験の書類審査や準備に関して書きましたが、今回は日本音楽療法学会の認定面接試験について書こうと思います。

 

面接は東京で行われており、私は前日から泊まりがけで向かいました。会場には少し早く着きすぎてしまいましたが、待機場所があり(大きな教室)受験する方達が沢山待っていました。

会場では自分の荷物と共に行動しなければいけないので遠方から来る方は最寄り駅でスーツケースなどはロッカーに入れておいた方が良いかもしれません。私は小型のスーツケースに鞄とギターケースや譜面台(ギターの方はあった方が安心です)があったので、なんだか落ち着きませんでした。

 

さて、面接ではあらかじめ選択した曲を弾くのですが、私はギターの方が普段のセッションで使い慣れているので、ギターを持参しました。

 

面接時間が近くなると係の方が迎えにきてくださり、待機場所をすぐ出た廊下におかれたイスに座りしばらく待ちました。その間にくじを引いて、4曲のうちの1曲のみが演奏する曲として指定されました。ちなみに私は「上を向いて歩こう」でした。

 

面接の時間になり、ギターや自分の荷物とともに部屋に入りました。

 

まず曲を弾くように言われたので、どんなセッティングで使用するかを簡単に説明し演奏をはじめました。(ちなみに昨年受けた友人は2曲演奏し、臨床例は言わなくても良かったそうです)。私は運動の例を想定したので、ギターを弾き語りしながら実際に動きながら行いました。

 

その後は、3人の面接官の先生方から、現在の臨床について、海外での経験について、提出した事例レポートについて質問があり、終了しました。質問は例えば「病院で働いていて難しいと感じる所は何か?またその点をどのように克服しているか」「海外の経験で自分の為になった事は何か?」といった様な事でした。

 

ギターのチューニングが狂っており音がイマイチだった事や、質問にも歯切れの悪い答えをしてしまい、いろいろ反省の多い面接でしたが約2週間後に無事合格通知を受け取る事ができました。

 

質問内容は特に難しいと感じることはありませんでしたが、普段から音楽療法士として考えておかなければいけない事や心構えなどに関連した質問が多いなと感じました。

 

こういった事は普段から考えていても実際言葉で表現しようとすると難しい事も多々あります。実際私も歯切れの悪い話し方になったと反省しています。思っている事を書き出してみたり、スーパービジョンで話す癖づけなどをしておくと良いかもしれません。質問などは受ける枠によって、また面接官、事例内容や経験などによって違ってくると思いますので、参考程度にしていただければと思います。

 

認定資格は国家資格ではありませんが、私は色々な意味でこの認定資格をとる必要性があると思っています。また詳しくは本会のニュースレターのコラムに執筆してみたいと思っています。

 

来年面接を受けてみたい方、特に海外からの帰国者枠で受ける方には私の経験もお話しできますので、ご質問のある方など、是非5月17日に開催されるオンライン・ピアサポートにご参加ください。

 

                                                       

🎵ピアサポートについてはこちらに掲載されています

 


 


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