音楽療法スーパービジョン:バイザーの集い」を開催しました。

トピック別スーパービジョンの第一回 「音楽療法スーパービジョン:バイザーの集い」を開催しました!

 

参加対象を、

1) 音楽療法士を対象としたスーパーバイザーをしている方、もしくは

2) 近い将来に音楽療法士を対象としたスーパーバイズを実施する予定のある方

とした、カジュアルなピアサポートです。

 

最初に、アメリカにおける音楽療法教育過程・職場でのスーパービジョンが紹介され、続いて参加者それぞれがスーパービジョンについての経験や考えを共有しました。

 

スーパーバイズをする中での悩み、スーパービジョンについての疑問・課題について、お互いの話を通して共通点が多く見出しながらビジョンについても語れる、心強く意義あるピアサポートになりました。

 

スーパービジョンのあり方については、「気づき、考え、成長できる環境作り」について確認し、共に学び進む姿勢の重要性について考えました。

 

「バイジーの間違いや欠点を指摘されるだけ」「バイザーの考え・やり方を黙って聞くだけ」「褒めるだけ」は、本来のスーパービジョンから遠いものである点も共通理解として整理されました。

 

「公開スーパービジョン」や「ピアスーパービジョン」の利点と難しさについても語られると同時に、スーパービジョンというものの幅広さ、奥の深さについてディスカッションが進みました。

 

小さな集まりながら素晴らしいスーパーバイザーの方々にご一緒いただき、スーパービジョンの可能性について、暖かく力強い光を感じられる集まりになりました。参加者の皆様に心からお礼申し上げます!

 

本会ブログで初めてスーパービジョンについて取り上げたのは、2012年4月でした。

 

当時は理解していただくことが難しかった、オンラインでの国際間スーパービジョンについて記事を書いています。

 

 

11年も前のことですが、今読んでもその本質に何ら変わりないことが分かります。

 

また読んだことのない方は是非ご覧ください。→「音楽療法スーパービジョン vol.1」

 

その後も細々とスーパービジョンを提供し続けきましたが、「この11年で日本の音楽療法界全体で本質的なスーパービジョンが普及したと思うか?」の問いには、「NO」が答えである、と本会では考えています。

 

音楽療法や関連領域が発展するための鍵の一つでもある「本質的なスーパービジョン」をより多くの方に提供できるよう、今後もピアサポートを継続し、育成プログラムの実施をする予定です。

 

皆様も是非ご一緒に、本当の学びを得るためのスーパービジョンを体験していきましょう。

 

 

 

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