音楽療法関連のウェブサイト紹介 vol.1 「WFMT 世界音楽療法連盟」

WFMTの新しいロゴです
WFMTの新しいロゴです

音楽療法かけはしの会では、音楽療法関連の団体やウェブサイトをこのブログにて紹介するプロジェクトを行っていきます。主に英語で書かれているサイトを、スタッフが日本語にまとめて紹介させていただく、という形になります。第一回目は、「世界音楽療法連盟ーWorld Federation of Music Therapy」について、スタッフの中井弥生さんからのリポートです。

 中井 弥生

 

世界音楽療法連盟は、世界中の音楽療法士達やそれに関わる個人個人をつなぐ役割を担う国際的なNPO (非営利団体)です。 様々な団体と個人をつなぐ、かけはしとなりたいかけはしの会としても是非より多くの方にご紹介させていただきたい団体であります。

 

 

世界音楽療法連盟(以下WFMT) は1985年、イタリアのGenoaで世界中から集まった10名の音楽療法に関わる専門家達によって発足しました。その後世界各国から団体、トレーニング プログラム、音楽療法士、学生や、音楽療法に関わる専門家が集まり、世界で唯一の国際音楽療法団体として様々な活動を担ってくれています。WFMTの歴史 についてはこちら(http://musictherapyworld.net/WFMT/About_WFMT.html)に英語でまとめられているようです。

 

 

WFMTは大きく分けて3つの組織から成り立っています。 団体の代表である役員達(Officers)、世界を8つの地域それぞれの代表者達(Regional Liaisons)、そして、7つの専門分野に分かれた委員会(Commissioners)です。まずはこの3つの組織を順番にご説明させていただきま す。

 

 

1、役員

現会長は韓国のByungchuel Choi博士で、2011年7月にソウルで行われた世界大会の大会長も勤めた方です。過去にも世界中のすばらしい臨床、研究、教育者達がリーダーシップをとっており頼もしく思います。

過去の会長達に3つの質問をしたインタビューがここにまとめられていてとても興味深い記事です。

http://musictherapyworld.net/WFMT/Historical_Aspects_of_WFMT.html

 

 

2、地域の代表 

WFMTはアフリカ、オーストラリア/ニュージーランド、北アメリカ、ラテンアメリカ、東南アジア、ヨーロッパ、地中海東岸、西太平洋、の8つの地域に分けられ、それぞれに代表者が決められています。

代表者の方が交代でブログの記事を書いているようで、こちらから閲覧できます。

(http://musictherapyworld.net/WFMT/Regional_Liaisons_Blog/Regional_Liaisons_Blog.html)

 

 

3、委員会

 

委員会は7つの専門分野に分けられています。(http://musictherapyworld.net/WFMT/Commissioners.html

 

1)教育とトレーニング Education and Training

世 界の音楽療法教育とトレーニングの発展につながるような活動、プロジェクトを行っているようです。色々な資料やプレゼンテーションをサイトに掲載するとい う事も行っています。ソウルで行われた世界大会の全体講義のビデオも近々のせてくださるそうです。全体講義で使われたパワーポイントは既にこちらに掲載さ れています。(http://musictherapyworld.net/WFMT/Education_Center.html

 

2)臨床 Clinical Practice

様々な臨床アプローチを伝える事が目的の委員会だそうです。

世界各国の子守唄を集めた音源ファイルは興味深い資料です。

 

3)世界レベルの危機への介入 Global Crises Intervention

大災害など危機に被害を受けた音楽療法士をサポートする委員会です。日本の大震災についても話し合われているようです。

 

4)認定資格 Accreditation and Certification

音楽療法の認定資格についての議論、推進を行っているそうです。

 

5)研究と倫理 Research and Ethics

音楽療法に関する研究と倫理の融合をサポートする委員会だそうです。

倫理要項の作成方法など役立つ文書を多数作成しています。

 

6)出版 Publications

音楽療法に関する様々な情報を世界レベルで共有する事を目的としているようです。アルドリッチ博士が2000年から2008年まで運営してくださったオンラインの資料サイト「Music Therapy World」もアーカイブがみれるようになっています。その他にもオンラインジャーナルのフェイスブック、ツウィッターでのコミュニケーション、など様々 なリソースを手軽に共有できるよう活動しているようです。是非一度パブリケーションセンターのページ(http://musictherapyworld.net/WFMT/Publication_Center.html)を覗いてみてください。

 

7)広報 Public Relations

サイトの不具合か活動内容が観る事ができませんでした。

 

世界音楽療法学会は3年に一度世界大会を開催しています。かけはしの会メンバーである小沼さんと私も2011年に開催されたソウルでの大会に参加しましたが、とても有意義な学習機会でありました。2014年はオーストリアで開催されるようですね

(詳しくはこちらからhttp://musictherapyworld.net/WFMT/2014_%26_2017_World_Congresses.html

 

また、WFMTは学生のためにも様々な活動を行っているようです

(http://musictherapyworld.net/WFMT/WFMT_for_Students.html


学生の音楽療法に関する視野を広めるために様々な情報交換の場を作り提供しているそうです。学生組織の委員達もがんばって活動しています。

http://musictherapyworld.net/WFMT/Assembly_of_Student_Delegates.html


学生の皆様もこういった活動に参加して、どんどん自分の視野を広めリーダーシプスキルを磨いていくのは楽しいかもしれませんね!

 

世界音楽療法学会のサイトはとにかく様々な情報が頻繁に更新されています。

中 にはとても有益な講義や記事がありますので、頻繁にチェックされる事をお勧めしたいです。サイトの隅々まで注意深く探るとポドキャストや仕事の募集、イン タビュー記事など、すべて読み終わった頃には世界の音楽療法事情に精通できるのではないかというほどの情報量を持っています。世界的な視野から音楽療法を 考えていきたいとされている療法士や学生の方には特にお勧めしたい団体です。

 

世界音楽療法学会への入会方法はこちらで紹介されています。(http://musictherapyworld.net/WFMT/Membership.html