「NAMM ショー」への参加 レポートvol.1

ナムショー
ナムショー

1月18日から22日までカリフォルニア州アナハイムのコンベンションセンター(ディズニーランドの目の前にあります)で行われた世界で2番目に大きいと言われる楽器ショー、「NAMMショー」(link: http://www.namm.org/thenammshow/2012)

に参加してきました。

 

この展示会は、NAMM (National Association of Music Merchants) (link: http://www.namm.org/)

が主催して毎年行われているのですが、とにかくすごいの一言です。

 

世界中からの有名メーカーから小さなメーカーまでが楽器や機器、出版物やソフトウェアーを紹介をするために集まってきます。その祭典には招待された音楽業界、出版社、教育者、ミュージシャン、アーティストとその関係者などが世界中から集まってきます。基本的に NAMMショー は一般に公開されておらず、招待された音楽業界の人々とその関係者のみが入場できます。私はたまたま、音楽療法士でもある夫の同僚のおかげで参加する事ができました。

 

展示会では、ローランド、フェンダー、ヤマハ、リモ、マーティンなど有名楽器メーカーを始め、アルフレッド、Hal Leonardなどの出版社、音楽のソフトウェアー会社、アンプを専門に扱う会社、クラッシックの楽器製作会社、民族楽器を扱うアジアの楽器会社、DJのターンテーブルを作る会社、などなどまさしく世界中の音楽業界が集結していました。

 

ヤ マハ、ローランドなどの大きなメーカーになると、ブースではなくアリーナやホテルのフロアーを貸し切ります。その他は大会場にブースを設置します。 7000以上あるブースのフロアに行くと新商品の展示、アイデアを発表する場、新しい機器やソフトウェアーをミュージシャンとともにデモンストレーション したり、ミュージシャンやバンドが15〜20分のショーをしたり、プロモーションビデオを流したり、会場中が活気にあふれていました。サイン会も開催さ れ、長蛇の列ができていたブースがありました。正直、楽器や機器にそこまで詳しくない私はあまりの数に圧倒され音楽業界の広さ、発展の早さというものに驚 かされっぱなしでした。

 

ソ フトウェアーの発達には目を見張るものがあります。今はミュージシャン自身がプロデューサー的な事をするのが必須な時代。ギターやベースをアンプではなく コンピューターにつなげれば音を自由自在に操れる。リビングルームでプロ並みの録音、編集を行い世界デビューをする。そういったデモンストレーションが多 くのテクノロジー関係のブースで行われていました。

 

よ り良い練習をするためのテクノロジーも急速に発達しており、ヤマハでは多くのデジタル音声のクラッシック楽器が展示されていました。ヘッドフォンをつけれ ば壁の薄いアパートで何時でも練習できますものね。また、ピアノに関してはいつでもオーケストラとリハーサルができるソフトウェアーなんかも紹介されてい ました。

 

しかし、デジタルは練習や録音にはたけててもやはり生演奏のアナログの音にはかないませんよね。そういった事を考慮に入れ、目的にそって優れて役立つ方を使い分ける、そんな使い方が現代の楽器、機材の選び方なのかもしれません。

 

良いものはもっと良いものに、改良すべきものは無限大に改良していく、そんな気力が満ちあふれている会場でした。「報告ブログその2」はこういったイベントと音楽療法との関わりについて書いてみたいと思います。