患者様の声から学ぶ:パーキンソン病友の会ウェブサイト

細江弥生

 

音楽を通して多くの人達と接する私たち音楽療法士は、沢山の事をクライエントや患者様達から学ぶという事を日々実感しています。

 

最近、私にそんな気持ちを再び感じさせてくれたのは、「パーキンソン病友の会」の存在を患者様達から教えてもらった時でした。

 

パーキンソン病友の会は「すべてのパーキンソン病患者は人間としての尊厳を侵されず、医学の進歩研究に寄与するとともに、療養生活の質の向上と社会啓発活動、相互の支援、親睦、および国内外の関係諸団体との交流を図り、パーキンソン病の根絶を目指して活動することを目的とし、患者、家族でつくられた、自主的に活動を行っている団体」(全国パーキンソン病友の会ウェブサイトより)です。

 

全国に支部のあるこの団体ですが、私が働く病院の地理的事情で広島と大阪支部の方達と交流する事が多く、広島支部団体のウェブサイトを教えていただき拝見しました。

 

患者様の日々の生活、まさしく現実を反映する内容の数々に衝撃を受けたのを今でも覚えています。

 

特に音楽療法士の皆様には「音楽館」のリンクを是非訪問してもらえたらなと思います。

 

http://www.megaegg.ne.jp/~atm-1/ONGAKU.html

 

 

沢山の方が、音楽という表現媒体を用いてパーキンソンという病気、それと共に生きる自分たちの事を痛烈に表現しています。専門書からは伝わらない、パーキンソンという病気が等身大で歌、ダンス/動き、アート、演じる事という創造芸術の中に凝縮されています。

 

今回は、療法士としてリハビリの現場で何が出来るのかをいつも考えさせてくれるウェブサイトの一つを紹介させていただきました。

 

このブログをご覧の皆様も、「感銘をうけた!」」「インスピレーションをもらった!」という情報源がありましたら是非共有してみて下さい。

 

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コメント: 2
  • #1

    げんきなlこ(元気) (火曜日, 01 10月 2013 15:08)

    はじめまして。広島パーキンソン病友の会HPの管理人を務めるハンドルネーム「元気」です。音楽館の音楽は、私「元気」と妻の「きなこ」がによる音楽ユニット「げんきなこ」を中心とした作品を掲載しています。
    病気になったけれど、創作意欲はますます増すばかりであり、これからも作品を創り続けてまいりたいと思っています。
    また先日は地元放送局から24時間テレビへ出演させていただき、また近くNHKにも出演の予定です。
    パーキンソン病の理解に少しでもつながればと思っています。
    このような過分なお取扱い深く感謝申し上げます。

  • #2

    小沼愛子 (火曜日, 01 10月 2013 21:17)

    元気さん、コメントありがとうございます!本会サイト管理人小沼と申します。早速この記事を書いたスタッフ細江にコメントをいただいたことを知らせたいと思います。

    私達はパーキンソン病の方々の為の音楽療法や芸術療法に携わる機会が多かったことから、よくその話題で意見交換などしてきました。アメリカ、日本にかかわらず、パーキンソン病の方々の芸術を通した活動には本当に感銘を受けることが多く、陰ながら応援させていただいております。

    元気さんときなこさんの今後の益々のご活躍を、スタッフ一同心よりお祈り申し上げます。