今週の英語24:「若者」を英語で言うと?

細江弥生

 

前回の「高齢者」に続き、今回は「若者」を英語ではどう表現するかについて紹介します。

 

この単語も状況などによって様々な言い方があり、年齢によっても様々な分け方があります。

 

 

日本語で「若者」と聞くと10代後半から20代を連想されるのではないでしょうか?

 

10代の若者を指す代表的な言葉に “teenager”がありますが、言葉に “teen”という10代を表す言葉あるため大体、10代前半から後半の若者を指します。また、この言葉は主に口語で使われますが、仕事やプレゼンテーションなどでも使用する時があります。

 

一方、学術的な場面では “adolescent(s)”という言葉も頻繁に使われます。 

 

 

WHOによるとadolescents 10-19歳を指すそうです。若者より若い子供の域と重複する単語でもあります。

 

また、法律などが絡んできた時は“minor”= 未成年という言葉も使用されます。

 

未成年を表す表現として他にはunderageがあり、とくに「未成年の飲酒=underage drinking」など犯罪関係の表現で よく使われます。

 

未成年の年齢は国によって変わりますので、それとともに年齢の範囲も変化します。以上3つの言葉は10代の若者を指しますが、20代が入ってくると“young adult(s)” を使用します。"adult” は「大人」を指しますが、大人の範囲は大変広いので、young を前につけると若者を指している、と分かりやすくなります。

 

会話などで 、子供から見て「成長した人間」といった意味で大人を表す時や、「子供とは違う成長した人間」といった意味合いを強調したい時は “grown-up”という「成長する」という動詞を名詞として使う時もあります。

 

例えばアルコール飲料を指して子供が「That drink is for a grown-up=その飲み物は大人の飲み物だよ」と言ったり、同窓会などで「年を重ねたなあ」という気持ちを含めて「now we are all grown-ups=もう皆大人になったなあ」などという感じで使います。この言葉はほぼ会話などの場面で使われるのでテレビや映画でよく聞くかもしれません。

 

年齢の範囲は法律や国で変化し、なんとなくの感覚で使用しているのではっきり何歳から何歳と断定はできませんが、使っているうちにだんだんと境がわかってくるようになると思います。色々な場面で「若者」がどう英語で表現されているかチェックして使い分けてみて下さい。

 

 

 

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