No.187  第15回世界音楽療法大会 vol.1_演題募集ニュース

 

小沼愛子

 

本会ブログでは、過去の世界音楽療法大会についてのリポートを掲載してまいりましたが、今後、来年日本で開催される第15回世界音楽療法大会についても書いていきたいと思います。

 

(←こちらは大会パンフレット英語版、表紙の写真です。)

今回このブログで初めてこの大会のことを取り上げるので、まずは基本情報のご紹介です。

 

大会名:第15回世界音楽療法大会

 

開催日程:201774日(火曜日)〜78日(土曜日)

 

開催場所:茨城県つくば市のつくば国際会議場(エポカルつくば)

 

大会ウェブサイト:http://www.wcmt2017.com

 

 

さて、今日お話するのは、現在募集真っ最中、「世界音楽療法大会の演題申し込みについて」です。

 

まずは関連の最新ニュースから。

 

1) 昨日、大会ページに「演題応募期間延長」の告知がされました。

「発表に興味はあるけれど5月末までにはとても無理」と思っていた方々、一ヶ月延びて6月末までになりました。まだまだ時間があるので、これから準備をしても申し込みが可能。大きなチャンスです。

 

2) 最近になってポスター発表の形式が変更されました。

10分間の口頭発表」(日本音楽療法学会学術大会形式)が無くなりました。「英語で口頭発表するなんてとても無理」と思っていた皆さん、気楽に発表できるチャンスかもしれません。

 

(*ポスター発表者は、指定された発表時間中会場内に在席している必要があります。 世界大会でのポスター発表の様子については、また後日このブログで紹介したいと思います。)

 

このように、大会に関しての変更やアップデートがあるのですが、「毎日大会ウェブサイトをチェックしていられない」という方にオススメなのが、大会フェイスブックベージを「いいね!」しておく方法です。以下からページが見れます。

 

https://www.facebook.com/wcmt2017/

 

演題申し込みは、日本音楽療法学会の会員でなくても出来ます。音楽療法士でない関連職種の方々からも応募もOKです。

 

さて、世界大会なので当たり前ですが、演題応募の抄録は英語で書く必要があります。ここに大きな壁を感じる方も多いと思いますが、英語で書くことによる恩恵も沢山あります。一番大きな利点は、「自分の中で不明瞭な部分というのが如実に浮かび上がってくる」ということかもしれません。

 

例えば、英語という言語システム上、日本語よりも具体的に説明する必要が出てくることが多々有ります。このような時、「自分には英語力がないからだ」と思い込みがちですが、「実は自分の中ではっきりしていないことが問題」ということが多いものです。

 

実際、私が日本人の方の英語の抄録や論文作成のお手伝いなどをする場合、筆者の方々に、「ここはどういう意味なのかもう少し具体的に説明してもらえますか?」「これはどんな目的で行った介入ですか?」などと日本語で質問するのですが、お答えが滞ってしまうことが頻繁にあります。

 

日本語でしっかり説明できていないものを直訳して英語にすると、全く意味が通らない、もしくは意味の通りににくいものになる可能性もあるので注意が必要です。

 

「抄録は日本語で書いてプロの翻訳業者に頼むから大丈夫」という方も多いと思います。しかし、プロとはいえ音楽療法のことを知らない人が訳したものである場合、本当に自分の伝えたい事が書けているのか、再度ご自分の目でチェックされることを強くお勧めします。

 

私自身はまだ抄録が書けておらず、資料をあつめ、頭の中でパズルをしている段階です。。。皆さんも是非ご一緒に、演題募集にチャレンジしませんか?

 

 

世界大会情報、引き続きこのプログにて皆さまにお届けしたいと思います。

 

 

 

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