第21回 日本音楽療法学会東北支部学術大会リポート

弓田菜々子

 

20211017日、オンラインで開催された東北支部学術大会に参加しました。東北支部では初めてのオンライン開催、受付開始の際も運営の皆様が丁寧にガイドしてくださり、スムーズに大会が始まりました。

 

以下、大会プログラムです。

 

10:0010:50 受付 

10:5011:00 開会式

11:0012:30 シンポジウム「私達はWhy(何のために)What(何を) How(どのように)進むことができるのか『共に考えよう!音楽療法の今、そしてこれから』」

12:3013:30 昼食休憩

13:3015:00 講習会  「音楽療法士としての充実したキャリア形成を目指して~マクロとミクロの視点から~」 

15:1515:40 研究発表1 

15:5015:15 研究発表2 

16:1516:25 閉会式

シンポジウムでは、経験豊かな音楽療法士の方々のご経験と考えていらっしゃることを惜しみなくシェアしていただきました。コロナ禍で得られた「音楽療法の質の変容(精神科領域)」「オンラインでの歌作りの課題と可能性」から、常に考え続けなければならない「どのように音楽療法を発信するか」「なぜ音楽なのか」ということまで、幅広く考える機会となりました。

 

講習会では、本会スタッフ細江弥生が講師を務め、音楽療法士のキャリアに関する講義が行われました。自身のキャリアから都度心掛けてきたこと、どのような視点を持ってキャリアを決定してきたか等を具体的な事例を含めて講義がありました。

 

研究発表では高齢者領域と児童領域で1つずつ発表がありました。

 

私は児童領域として、「ダウン症児の発語促進のための音楽療法 ~言語による他者とのコミュニケーション向上を目指して~」を、東北支部では初めて発表させていただきました。

 

事前に10分の発表動画を撮影し提出していたのですが、実行委員会の方から動画作成のガイド等きめ細やかなサポートがあり、安心して準備を進めることができました。当日は発表動画が10分、座長コメントが5分、質疑応答が10分という流れでした。こちらの抄録は昨年中止となった福島大会の際に応募していたものとなり、実際の発表が1年後だったため、追加となった経過も含めてお話しました。

 

初めてのオンライン開催となり、中止となった福島大会から1年以上も手探りで準備をされ、当日の運営も含めて開催を支えてくださった支部役員、実行委員会の皆様に心から感謝いたします。

 

コロナ禍における貴重な学びの場、発表の場をありがとうございました。大会の詳細は、以下のウェブサイトからご覧になれます。

https://jmtathhp.wixsite.com/to21-hp

 

 

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